不育症や流産の原因

 

不育症の原因については、胎盤が完成する妊娠11週以前の妊娠初期と12週以降の中期以降に分けて考えたほうが良いでしょう。

 

妊娠初期の流産の原因としては、染色体異常や免疫学的流産、黄体機能不全、子宮形態異常、内科合併症などがあげられ、妊娠中期以降の原因としては、重度の妊娠中毒症、内科合併症、染色体異常を含む遺伝疾患などがあげられます。

 

妊娠初期の流産で胎児が未確認の段階での流産は、50%以上もの割合で染色体異常が関与していると言われています。

 

これは両親のどちらかに必ず染色体異常があるからというものではなく、そのほとんどは偶発的に引き起こされています。

 

つまり、両親の染色体が正常であったとしても引き起こされているということです。

 

また、両親の人類としての免疫遺伝子が免疫学的に似通っていた場合、このことにより胎児が子宮内部にとどまることができず流産してしまいます。

 

このような流産を免疫学的流産といいます。

 

そして、黄体機能不全によっても初期流産が引き起こされます。
このような症例の場合には、黄体ホルモン補充療法などで回避することも可能です。

 

予防対策は?

 

胎児が確認できるようになると初期流産の時期に流産する確率はぐっと少なくなります。

 

しかし、糖尿病や甲状腺機能低下症などがある場合には初期流産のリスクが高まりますので気をつけましょう。

 

妊娠中期以降の流産は妊娠中毒症により引き起こされることが多いです。

 

妊娠中毒症がなぜ引き起こされるのかは、いまだに不明ですが、妊娠中毒症により胎盤で血流不全が起こり、血栓や梗塞が多発して流産へと至ります。

 

また、高血圧や慢性腎炎などの持病がある場合には流産のリスクが大きくなります。

 

不育症は、その字のごとく子供が様々な要因により育ちません。
しかし、その要因によっては絶対に克服できないものではありません。

 

何度も流産ということになると心と体の両方が辛く大変ですが、なるべくストレスを溜めないようにしてあせらずに気長に向き合っていきましょう。