不育症とはどういった状態を呼ぶのか。

不育症とは妊娠はするけれど、流産や死産、新生児死亡などを繰り返して子供を持てない場合をいいます。

 

一般的には2回連続して流産や死産があれば不育症と診断されます。

 

また、1人目を正常に分娩できても、その後2人目、3人目が連続して流産や死産になった場合にも続発性不育症として検査、治療がおこなわれる場合があります。

 

特に流産は妊娠12週未満の早期流産が多く、特に8〜10週の流産が最も多いとされています。

 

これを過ぎると流産の確率はぐっと減ります。

 

また、母体年齢が高くなることによっても流産の頻度は高くなり、胎児の染色体異常なども年齢に比例して増えていきます。

 

母体年齢が30〜34歳で流産が15%、染色体異常が5〜6%、35〜39歳で流産が17〜18%、染色体異常は10%、40歳以上になると流産は25〜30%、染色体異常は20〜25%にまで上昇してしまいます。

 

日本産婦人科学会によると、習慣流産とは3回以上の流産を繰り返した場合をいいます。

 

2回の流産を繰り返した場合を反復流産といいます。

 

反復流産は、2〜5%の割合で、習慣流産は1〜2%の確率で引き起こされています。

 

習慣流産の原因としては、約20〜60%の人が子宮内膜の環境が整わず、そのため受精卵が十分に育たない黄体機能不全の状態になっていることが考えられます。

 

このほかにも、胎児に十分な栄養が供給されなくなっていたり、胎盤に血栓ができ子宮内で胎児が死亡してしまう抗リン脂質抗体などの血液擬固異常などもその原因として考えられます。

 

また、原因が不明の場合には母体が胎児を異物として捉えて、受精卵の着床や胎児を拒絶し攻撃してしまい流産に至る場合もあります。

 

このように習慣流産には、引き起こされる何らかの原因がある場合が多いですから、詳しい検査をして、その原因を明らかにし治療していきましょう。

 

不育症は治療により改善することができます。

 

諦めないでくださいね。

 

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